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ナチュラリスト養成講座第8回開催

2010年12月4日

 12月4日に第8回の講義が行なわれました。今回は、午前はNPO生物多様性研究所「あーす わーむ」福江佑子主任研究員から「浅間山麓の哺乳類」について、午後は麻布大学動物応用科学科野生動物学研究室講師・NPO法人生物多様性研究所 「あーす わーむ」理事 南正人講師から「インタープリテーションについて」の講義を受けました。

 福江研究員からは、表題の他に、野生動物に関連する法律、野生動物と人との関わりの歴史、県内の希少動物について等、幅広くお話しをいただき、自然を取り巻く様々な法律があること、何故その法律が必要となったのか、法律を知ると共に野生動物の人との関わりの歴史を知ることにことができました。それにより、現在の社会が抱えている野生動物と人間の間に生じている問題について今後どのように対処していったらよいのかを考える機会となりました。

 南講師からは、インタープリテーションに必要なものはインタープリターが自分のフィールドを持ち、そこでの体験、調査をもとにした具体性、法則性、客観性を持った科学的で興味深い話題が必要であることを、ご自身の研究されているニホンジカを例にとりながら話をしていただきました。南講師の長年の調査を科学的に分析されたデータを具体的に楽しく話されるのを聞くことが出来たのは今後のナチュラリストとしての活動に大いに役立つ経験でした。

午前
浅間山麓の哺乳類について講義する福江佑子主任研究員

午後
金華山の雄鹿の角と浅間山麓の雄鹿の角を使いながら講義する南正人講師

標本
哺乳類の頭骨標本と毛皮標本(NPO法人生物多様性研究所「あーす わーむ」提供)


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