ニュース 最新のニュースに戻る |
中学生の「オワンクラゲのGFPの輝きを見たい!」に応えて 2008年11月12日〜13日 今年のノーベル化学賞受賞の下村脩博士が発見された「オワンクラゲ由来のGFP(緑色蛍光タンパク質)とは?」、そして「その輝きを見たい!」との菅平中学校選択理科の3年生5名の要望に応えて、「教育目的遺伝子組換え実験」講座を11月12日〜13日、菅平高原実験センターで開講しました。 実験キットを用いて、GFP遺伝子が組み込まれたプラスミドを大腸菌に導入、紫外線下でコロニーの蛍光を観察し、また導入されたプラスミドから大腸菌がGFPタンパク質を産生したことを蛍光顕微鏡で確認する実験です。中学生にとっては難しい理論でしたが良く理解でき、また、実験自体も初めての経験でしたが、確実にプラスミドを導入でき、一晩培養した大腸菌はGFPタンパク質を産生していました。蛍光顕微鏡で一つ一つの大腸菌が美しい緑色の蛍光を発しているのを目にした彼らは、思わず感嘆の声を上げました。 彼らは、GFPの美しい輝きを見ただけでなく、遺伝子発現とかライフサイエンスの素晴らしさの一端に触れたのだと思います。今後とも菅平高原実験センターは、このような地域の要望に応えて、教育貢献を積極的に進めていきます。 |
実験操作を聞く 寒天プレートに大腸菌を植える 緑色蛍光を発する大腸菌を見て感動! 中学生が見た蛍光を発している大腸菌 |
このページのトップへ |