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菅平高原実験センター:SSH実習を開催 2010年7月3-6日 7月3日〜6日,筑波大学菅平高原実験センターにおいて?私立清真学園高校(茨城県鹿嶋市)のSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の実習を開講し,10名の生徒が受講しました。梅雨時で天候が心配されましたが、野外活動の時間は折りよく雨も上がり、有意義な野外実習が行えました。 初日は菌類観察を行い、菌類・キノコの目を見張る世界に触れることができました。二日目以降は、生徒自身が研究計画を立て,「川」という生態系で自然観察,昆虫類などを採集することと,「生態的地位(ニッチェ)」の概念を理解しようとの実習です。一生懸命に観察を行い,得られたサンプルを夜遅くまで観察,分類をし,班ごとで「生態的地位」とは何かを考え,最終日には研究成果の発表を行いました。生徒たちは,教員やTA(ティーチングアシスタント)も驚くような新鮮な視点から自然を捉えていて,たとえば、「泥質の川底では水生昆虫の多様性が低い。これは環境の均質性が高くニッチェの細分化が起こりにくいからである」などのナルホド!という考察を展開していました。たいへん難しいテーマでしたが,「生態的地位」に対する理解を大いに深めたようです。
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