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ナチュラリスト養成講座第3回

2010年7月10日

 鈴木亮準研究員が講師となり、「草原の多様性の調査と解析の仕方」について実習を行いました。始めに科学研究とはどのようなものか、どうやって進めるのかについて解説し、午後からは実際に草原の植生を調査し統計解析するまでの実習を行いました。

 草原はすでに草丈が1m以上になっており、梅雨間の久しぶりの晴れもあって、草原での調査はとても蒸し暑い中での調査となりました。受講者一人一人が植物1種を担当し、担当した種の分布を調べました。実習室に戻った後全員分のデータをまとめて、それぞれの種が同じ場所に分布している傾向があるか別の場所に分布している傾向があるか統計解析しました。

 「オオブタクサとヤマハギは排他的に分布している」「ハンゴンソウとスズランは排他的に分布している」など、講師を含めスタッフも今まで知らなかった面白い結果が得られました。どうしてそれらの種は排他的に分布しているのか。その理由について今後、受講者の方々と講師スタッフが一緒に考えていけたらと思います。

草原で調査
草原で植生調査

Lysimachia
草原ではオカトラノオ(Lysimachia clethroides)が見ごろ

解析
調査データを解析中



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