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菅平高原実験センター:群馬県高等学校教員生物部会夏季研究調査会を開催 2010年8月2-3日 8月2日〜3日,筑波大学菅平高原実験センターにおいて群馬県高等学校の生物部会教員の研修会が開催されました。本研修会は群馬県高校教員生物部会員の理科教育資質の向上および実地研修を目的とするものです。 今回の研修会のテーマは「昆虫の分類」です。昆虫類は種類で動物の約75%を占める、地球上、最も繁栄している動物群です。そのため、昆虫類の理解は生物学教育において大変重要です。しかし、高校の先生にとっては昆虫類について学ぶ機会はなかなかありません。この研修会は、昆虫類の特徴を学ぶと同時に、できるだけ多くのグループを区別できる知識、能力を先生方に得ていただくことを目的としました。二日間でありながら、昆虫類ならびに全32目の特徴についての講義、野外での昆虫採集、それらを持ち帰っての同定作業というタイトで充実したスケジュールでした。 受講者からは、「夜遅くまでの丁寧な説明で昆虫類を楽しく学ぶことができた」、「講師たちの昆虫への愛情を感じ、昆虫に慣れ親しむことができた」、「授業で生徒に教える際の沢山のネタを仕込むことができた」などの感想をいただきました。実際、昆虫類全32目中、25目ほどを観察できたことは、受講された高校教員の方々にとって貴重な経験になったことと思います。 今後も、菅平高原実験センターは、可能な限り、このような理科教育からの要請にも応えていきます。
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