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2010年度高校生対象公開講座を開催

2010年8月9-12日

 筑波大学の菅平高原実験センターで,毎年恒例の「高校生対象公開講座」を,8月9日〜12日 の3泊4日の日程で開催しました。全国から19名の生物好きの高校生が集まり,涼しい夏の菅平 で熱心に自然について学びました。

 この講座のテーマは,「高原の自然観察−生物どうしのかかわりあい−」で,敷地内にある草原 ・森林・樹木園をフィールドとしてさまざまな実習を行いました。森林と草原で土壌を採集して それぞれに住む土壌動物や微生物を観察したり,草原にはどのくらいの種類の植物があるかを調 べたり,森林でいろいろなキノコを採集したりと,高校生らは野外と実験室を行き来してたくさ んの課題に取り組みました。また,走査型電子顕微鏡で微小な動物を観察するなど,高校ではな かなかできない体験もすることができました。

 最初は,皆,緊張している面持ちでしたが,すぐに打ちとけあい,グループ内で協力して,積極 的に実習に取り組んでいました。高校生達は,初めて出会う生き物に夢中な様子で,疑問に感じ たことを講師や大学院生に盛んに質問していました。 受講後の高校生からは,「普段見ること ができない自然や生物に触れ合うことができ感動した」、「虫やキノコが大好きになった」、ま た「筑波大学に入学したいという気持ちがさらに強くなった」などの、うれしい感想がたくさん 寄せられました。

講義
生態系についての授業

ヤマネ
実習中にあえたヤマネ

散策
構内の大明神沢での散策

記念撮影
記念撮影


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