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「国際科学オリンピックの課題等の活用による学習指導を目的とした教員研修」の開催 2012年2月25日 科学技術振興機構(JST)は、国際科学オリンピックでの出題問題を課題に研修を行い高校教員の質の向上を目指す「世界標準を見据えた理科教育のた
めに科学的思考力・展開力育成実現のための教員研修プログラム」を開始しました。これを受け埼玉県教育委員会は「国際科学オリンピック(化学、生物、
情報)課題等の活用による学習指導を目的とした研修会」を企画、2月25日(土)に県立総合教育センター(埼玉県行田市)で開催しました。生物学に関して
は、「国際生物学オリンピックIBO 2009」で実験問題を出題した菅平高原実験センターの教員とTAが研修を担当しました。午前中は動物系統分類学の講義で、
動物の分類体系を通覧できる機会に参加した11名の高校教員は熱心に聴講していました。午後はテーマを昆虫学に絞り、IBO2009で出題された「カイコの
解剖」をテーマに実験講習となりました。信州大学繊維学部金勝廉介教授研究室に提供いただいたカイコを材料に教員たちははじめてのカイコの解剖に挑戦、
IBO問題を解きながら、昆虫の体制について理解を深めていきました。「はじめは恐るおそるでしたが、どんどん興味がわいて、時間が過ぎるのをまったく忘れ
ていました」との1教員からの言葉は、このような研修が有意義であり、今後の高校教員の質の向上に非常に有効であることを物語るものでした。今後も菅平高
原実験センターは、高校教員の研修など、小・中・高等学校教育の発展にも力を注いでいきます。
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