Jalps上高地野外研究集会が開催される
2013年7月24日〜25日
信州大学山岳科学総合研究所上高地ステーションにて、Jalps上高地野外研究集会が開催されました。
筑波大、信州大、岐阜大から20名が参加し、上高地をフィールドとしている研究者の話を聞きながら実際の上高地を観察しました。
24日は東城幸治准教授(進化生態学)と江田慧子助教(昆虫生態学)の両名を講師に、
上高地インフォメーションセンターから水生昆虫の講義を聞きながら、信州大学上高地ステーションまで徒歩で移動しました。
途中の渓流では水生昆虫などの観察を行い、在来種のイワナや外国原産種のカワマスやブラウントラウトを観察することもできました。
降雨のため蝶をはじめとした虫たちの姿はほとんど見ることができませんでしたが、上高地の自然を十分感じることができました。
その後の懇親会では活発な意見交換が行われました。
25目は原山智(火成岩岩石学)を講師に、上高地の地形と地質についての講義がありました。
砂岩・泥岩・花崗岩などの河原にある礫の説明から始まり、梓川左岸の観察道に沿って梓川の堆積物の厚さや露頭に見える岩石の種類などを観察しました。
生憎の天候のため、穂高連峰の山々は見えませんでしたが、上高地の自然の雄大さと神秘を感じることができました。
渓流での水生昆虫の観察
成り立ちに違いのある礫を見比べる
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