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植物分類学野外実習・動物分類学野外実習が行われる(筑波大学学生対象)

2009年7月20〜8月1日

 7月20日〜25日、筑波大学の生物学類学生を対象とした実習「植物分類学野外実習」が行われました。担当教員は井上勲教授、中山剛講師、出川洋介助教(いずれも筑波大学生命環境科学研究科構造生物科学専攻)で、13名の学生が受講しました。学生たちは広い構内で様々な種類の植物や菌類等を採集し、実験室に持ち帰って顕微鏡などを用いて詳細に観察しそれらの分類や系統に関する知見を深めていました。また、センターから出て、菅平高原中央部にある菅平湿原の現状を観察したり、標高約2,200メートルの根子岳に登って、冷温帯から亜高山帯へと植生が変化する様子を学んだりしました。

 その翌週の7月27日〜8月1日には、筑波大学の生物学類学生及び筑波大学大学院構造生物科学専攻学生を対象とした実習「動物分類学野外実習・節足動物学野外実習」が行われました。担当教員は町田龍一郎准教授、八畑謙介講師(いずれも筑波大学生命環境科学研究科構造生物科学専攻)で、受講生は19名でした。昆虫類の概説、採集法、標本作成法の講義の後、センター周辺、センター構内での昆虫採集を行い、持ち帰った昆虫類の同定、標本作製、スケッチを夜遅くまで熱心に行いました。実際に採集した昆虫にセンターに保存されている標本で、昆虫類全目を観察することができました。これで受講生はどんな昆虫を見ても、「○○目(もく)!」と分るようになったはずです。

 野外に出て実際に生物を観察する実習は、今後、生物学を学んでいく学生、院生にとってたいへん重要なものです。さらによい教育を提供していきたいと思います。


昆虫採集
須坂市宇原川での昆虫採集

観察
昆虫の標本作製、観察、同定、スケッチなど、室内実習


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