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「いまさら聞けない、生物多様性ってなに?を考える会」開催 2010年6月6日 当センターでは地域交流や社会貢献を目的として、一般の方々対象のオープンデーを年に数回実施しています。快晴に恵まれた6月6日、本年度最初となるオープンデー『いまさら聞けない、生物多様性ってなに?を考える会』を開催し、大勢の人が楽しみながら生物多様性について理解を深めました。 最近、生物多様性という言葉が巷で少しずつ聞かれるようになりました。特に今年は、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が10月に名古屋で開かれることもあり、生物多様性に対する注目が世界的にも高まっています。しかしながら、この言葉は本来専門的な用語であり、一部の研究者しか生物多様性の真の意味を理解できていません。そこで当センターでは、生物多様性の意味や価値を、そしてなにより、いろいろな種類の生物を知ることの面白さを肌で感じてもらいたいと考え、今回の生物多様性観察会を企画しました。 午前中に行われた入門コースでは、町田龍一郎教授による鳥類と生態系の多様性観察、出川洋介助教による菌類の多様性観察、鈴木亮準研究員による草原植物の多様性観察の3つの観察コースを用意し、各参加者は好きなコース1つを選んで参加しました。午後は上級コースして、鈴木亮準研究員とともに草原での植物の分布調査と実習室での統計解析を行いました。 参加人数は延べ73名で、様々な生物を観察する楽しみを参加者と研究者が共有することができました。多くの方々から「楽しかった」という言葉と充実した笑顔をいただけたことが、私達にとってなによりの収穫となりました。
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