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ナチュラリスト養成講座第6回開催 2010年10月23日 第6回のテーマは「応急処置法の訓練」と「大明神寮の柿渋塗り」です。午前中、真田消防署員の方に、 野外行事中に怪我をした際の応急措置について説明をしていただき、実習を行いました。いざというときに 備え、日頃からの心構えが大切です。 引き続いて信州大学の梅干野成央助教(工学部建築学科)より、山岳建築および大明神寮の文化財的価値 に関する講義を受けました。お昼を挟んで午後からは、梅干野先生の指導のもと、40数年前に建造されたセ ンター内の木造建築物「大明神寮」の外壁を保護するために柿渋を塗りました。今後、手入れを施して、寮 は養成講座をはじめとする社会教育活動の拠点に生まれ変わる予定です。 柿渋塗りは初めてという受講者がほとんどで、はじめはおそるおそるの作業でした。しかし、梅干野先 生のお話しを聞いて、この作業は「実験センターや菅平の歴史を物語る文化財的価値を持つ建造物の保全を 担うものだ」ということを理解し、講座生もセンターのスタッフも一丸となってやりがいを感じ、作業が進 むにつれ活き活きとした表情にかわっていきました。 昼食と作業後に振舞われたキノコ汁には、講座生の協力で採集されたキノコと地元の野菜がふんだんに 使われ「こんなに沢山のキノコが入ったキノコ汁は初めてだ」という声があがるほどでした。 柿渋を塗り終わり、"透明感の漂う"大明神寮が装いを新たにして秋の草原に佇んでいます。ご協力下さ りました皆さん、大変ありがとうございました。
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