出川研究室、中華民国真菌学会大会で招待講演を行う
2013年12月7日
2013年12月7日に台中の中華民国国立自然科学博物館において中華民国真菌学会大会が開催され、真菌類に関する分類、系統、進化、生態ほか、多様な演題発表がなされ、活発な議論がありました。同学会で、センター菌学研究室の出川助教と学生2名が招待講演により発表をしました。
生命環境科学研究科前期1年瀬戸健介君、生物学類4年大沢和広君は、それぞれ、現在研究している課題について、英文にて口頭発表を行い、台湾の研究者や学生達から高く評価され、二人はそれぞれ特別賞を受賞しました。また、台湾の学生や研究者との交流も深まり、共同研究の相談なども行い、盛会裏のうちに閉会となりました。
これに合わせて、学会の前後に台湾の研究者や学生達との交流が行われました。6日には台北教育大学において学部学生を対象としたLet's study mycologyというレクチャーを実施、8日には台中の菌類栽培施設の見学、9日には台北教育大学の台湾真菌学会会長・何小曼教授研究室において、研究セミナーを実施しました。
何先生の研究室のメンバーは、2013年4月に当センターに来訪し、研究交流を実施しました。
学会の開催要項から、発表部分と演題を抜粋したものは、以下の通りです。
出川助教の発表内容は、接合菌類に注目した菌類の陸上進出に関するもの、瀬戸君は、ツボカビ門ロブロミケス目における新属、大沢君はハサミムシ目昆虫の腸内に生息するキクセラ目菌の系統に関する演題で、それぞれ、活発な質疑応答がありました。
学会のプログラムはこちら
学会会場の国立自然科学博物館
中華民国真菌学会会長 何小曼教授による挨拶
発表の様子(瀬戸君)
発表の様子(大沢君)
曾顯雄教授より特別賞を受賞する瀬戸君
曾顯雄教授より特別賞を受賞する大沢君
台中の菌類栽培施設の見学
台北教育大での研究セミナー
台北教育大での学生交流で自己紹介をする瀬戸君と大沢君
台北教育大の学生達によるナイトマーケットの案内
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