ウィーン大学の大学院生のフェアウェルとボン大学の大学院生のウェルカム
2014年11月18日
昆虫比較発生学研究室では11月18日、アレクサンダー ベーム氏(Alexander BÖHM)のフェアウエルと
ペーター リュール氏(Peter RÜHR)のウェルカムパーティーを開きました。
ベーム氏はウィーン大学進化生物学教室の大学院生で約1ヶ月の滞在を終え帰国します。彼は文部科学省研究大学強化促進事業
「研究者派遣・招聘等プログラム」で10月21日に来菅し、私たちと無翅昆虫類、特にコムシ類やイシノミ類の頭部神経系を中心に今後の共同研究計画を
立てました。また、同氏からはエポキシ連続切片の作成法や有糸分裂の確認法であるEdU法の実際を教えていただきました。大変意義のある約1ヶ月でした。
リュール氏はボン大学修士課程の大学院生で10月18日から約1ヶ月の予定で当研究室に滞在します。私たちは現在、
筑波大学−ドイツ学術交流会(DAAD)パートナーシッププログラムで国際共同研究を展開しています。本プログラムの下来菅した彼と無翅昆虫類、
特にトビムシ類の頭部形態について共同研究を行います。また彼は、来月12月3日から私たちと現在JSPS外国人特別研究員として滞在中のボン大学の
アレクサンダー ブランケ博士(Alexander BLANKE)の理化学研究所・高輝度光科学センターSPring-8のシンクロトロンを利用した
無翅昆虫類の頭部3次元構築プロジェクトのサポートも行っていただく予定です。
ベーム氏との別れはちょっとさびしいですが、再会を期しました。
左から4人目からブランケ博士、町田教授、リュール氏、ベーム氏。
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