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「3D構築法」に関するワークショップ開催

2015年3月10日




  日本学術振興会JSPS外国人特別研究員として本センターに所属している、ドイツ・ボン大学のアレクサンダー・ブランケ博士が、 「Open-source solutions and their workflow to analyze micro-CT data(μ-CT データ解析のためのオープンソースの活用と実際)」と 題したワークショップを開催しました。

  ブランケさん、私たち昆虫比較発生学研究室と当研究室出身者の横須賀自然・人文博物館内舩俊樹学芸員、 愛媛大学福井眞生子助教、海洋研究開発機構JAMSTEC神通‐内舩芳江研究員が提案したプロポーザル「A study of the embryological head development of the earliest insects in order to infer their evolutionary history(初期昆虫系統群頭部の比較発生学的検討に基づく昆虫進化の再構築)」が 平成26年度のシンクロトロンSPring-8(理化学研究所・高輝度光科学研究センター)の成果公開優先利用課題に採択され(ニュースバックナンバーをご覧ください)、 私たちは昨年12月3日〜7日、SPring-8 でデータ集積を行ないました。
  このワークショップは、持ち帰った膨大なSPring-8 で得られたデータを処理、昆虫形態を3次元で理解する方法を習得するためのものです。 この手法はμ-CTデータのみでなく、組織切片などのあらゆる連続断面像からの3次元構築を可能とします。ブランケさんの指導、講義は素晴らしく、 参加者全員が「3D構築法」を完全にマスターすることができました。今後、センターから送り出される昆虫形態に関する論文では、「3D構築像」が 大活躍することになるでしょう。


講師のブランケさん


μ-CTデータを3D構築する


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