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10月
タンポポやヒメジョオンなど春から秋の終わりまで咲き続ける花もありますが、10月になればその他のほとんどの花は開花を終えて、マルバノキとリンドウがその年を締めくくる花となります。
そして林では、花のかわりに木の実が目立ってきます。また、月の中ごろから紅葉が始まり、後半にはいろいろなカエデやトチノキ、サワグルミといった木が、林を赤や黄色に染めます。
朝晩に冷え込むようになり、霜が降りる日もあります。そろそろ暖房の恋しい季節です。
毎年10月半ばごろに、約6haの面積がある草原で植物の刈り取りを行っています。これは実験地として草原を維持するためで、もし刈り取りを行わないと、草原は徐々に林へ移行していってしまいます。