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身近な自然を再発見!−地元の小学生が総合学習を行う− 2010年1月26日 菅平高原は冬真っ只中。外は一面雪景色が広がっています。そんな寒さの厳しい1月26日、地元菅平小学校の4年生10名と教員1名が菅平高原実験センターを訪れ、野外でバードウォッチングや野生動物の足跡の観察を行いました。 まずは屋内で双眼鏡の使い方を勉強し、早速窓の外の餌台へ目を向けると…いたいた!シジュウカラ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラの群れ。それからカケス、アカゲラ、アトリ。町田龍一郎准教授と大学院生がそれぞれの鳥の特徴を丁寧に教えると、児童はきらきらと目を輝かせます。「シジュウカラのネクタイかわいいな」、「カケスの青い羽根ほしい!」みんなあっという間に野鳥の名前を覚えてしまいました。 さて、双眼鏡になれたらいよいよ野外観察。バードウォッチングをしつつ雪の上にも目を向けます。前日の晩に雪が降ったので動物の足跡はやや少なめでしたが、それでもいたるところにリスとキツネの足跡がありました。児童はそれぞれの足跡の特徴を覚え、リスがとび跳ねながら移動している様子や、キツネがまっすぐ歩いたり、餌を探してあちこち嗅ぎまわったりしている様子を盛んに思い浮かべていました。 外から戻ってきた後も、実習室のいろいろなはく製を見たり、研究用の大きなゴキブリを観察したりと、普段はできない体験にみんな大騒ぎでした。そして最後の質問の時間はとくに盛り上がり、「なぜ渡り鳥は夏と冬でわざわざ住む場所を変えるの?」、「鳥はなぜ色々な色を持っているの?」、「ゴキブリが昔から地球にいるのはなぜ?」と、1人につき2、3回ずつ、絶え間なく質問が飛び出しました。 小学生たちは本センターの周辺に住んでいますが、この日野鳥や動物についてたくさん学べたことで、あらためて菅平の自然の豊かさを感じたことだと思います。ぜひ、今後の学習に活かしてほしいと願っています。 |
餌台にたくさんの鳥が集まってきました。 双眼鏡や望遠鏡で見ると羽根の色や模様、しぐさがはっきり見えます。 (右端:町田龍一郎准教授) キツネの足跡を発見! 何を考えながら歩いていたのかな? コガラやシジュウカラがたくさんいるよ。 アトリの群れもいるね。 5、6センチもあるゴキブリを手のひらで観察。 おとなしくて結構かわいいかも…。 |
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