研究科長賞受賞!!
2017年4月5日
生命環境科学研究科生物科学専攻 博士後期課程3年の瀬戸健介君(菌学研究室)が、3月24日の卒業式において研究科長賞を
受賞し表彰されました。
瀬戸健介君は、2011年4月の卒業研究より、足掛け6年に渡り、一貫してツボカビという原始的な菌類の分類学の研究に携わり、
その間、英文誌筆頭論文2報、海外の国際学会・ワークショップでの発表3件、国内学会発表等8件、研究費取得1件など多くの業績をあげ、
昨春には、これらの目覚ましい活躍に対して、日本菌学会関東支部から勝本賞が授与されました。また、瀬戸君は後輩の学生達の指導や、
実習、生涯学習行事にもとても真摯に携わり、周囲の皆から慕われ頼りにされてきました。
この3月に博士論文「Taxonomic Studies on Parasitic Chytrids on Algae (藻類寄生性ツボカビの分類学的研究)」により晴れて、
博士(理学)を取得され、めでたく卒業を迎えました。
4月1日からは、東邦大学の鏡味研究室所属のポスドクとして渡欧し、ドイツのIGB Leibniz-Institut fur Gewasserokologie und
Binnenfischereiに滞在して、水圏の植物プランクトンに寄生するツボカビ類の分類・生態の研究に精力的に携わる予定です。日本のみならず
国際的なツボカビ研究を率いるリーダーとして、これから世界を舞台に、大いに活躍して欲しいと願っています。(出川記)
賞状を手にする瀬戸健介君
撮影:臼井健郎先生
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