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 コラム 

No.2: マレーシアに恋をして(4) 〜観察風景 part1〜

木々    高く、まっすぐ伸びる木々。30 mはあるでしょうか、高すぎて写真に収まりきれません。林の中を歩いているとなかなか気づかないのですが、少し開けたところで見上げると、改めてその大きさを実感できます。クアラルンプール中心街から車で数十分のところにある近郊の山地で、初日はここをベースにして周辺を調査しました。
ジュズヒゲムシ発見    観察初日、ジュズヒゲムシ第一発見地点。写真中央で斜めに立ち枯れている木の皮をめくったところにいました。観察初日のベース地点(上の写真)から木々が茂る急斜面を一気に十数mかけ上がった場所です。今回のチームで第一発見者となった町田准教授は、蚊やヒルをもろともせず、この場所まで林をかき分け、ジュズヒゲムシを見つけました。観察初日の発見に、他のメンバーも非常に興奮しました。
集落    二日目は、より山奥まで移動しました。ここには原住民の集落があり、所々に小さな小屋や畑がありました。写真は道のすぐ脇の木ですが、幹を斜めに何本も傷を付けて樹液を採取した跡が見られました。
公園    クアラルンプールから約200 km北に移動した公園。Cameron Highlandを含む山地の手前に位置します。写真奥に川幅十数mの川が流れ、岸辺ではトリバネアゲハ類の雄が吸水に飛来していました。ここでは朽ち木を探してかなり広範囲に歩き回ることができました。
吊り橋    公園内の川に架かる吊り橋。
ラタ・イスカンダル    Cameron Highlandへの道程の途中に立ち寄った観察地点。ラタ・イスカンダルと呼ばれる観光スポットで、美しい滝が鑑賞できます。この階段は、滝とはいきなり逆方向(!)の散策路に続いていて、小雨の中、ここを登りながら観察をしました。
滝    ラタ・イスカンダルの美しい滝。昼頃から雨が上がって日差しが強くなると、川沿いにチョウがひらひらと飛びはじめました。

TU:内舩俊樹(横須賀市立自然・人文博物館)



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