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 2006年に発芽したブナ 

 当実験所の樹木園には、菅平本来の自然の姿であるブナ林を復元しようと、約600本あまりものブナが植えられています。2005年秋、そのたくさんのブナのうちの一本が初めて結実し、翌年(2006年5月)にはその木の下にブナの芽生えが見つかりました。芽生えは全部で5つあり、10cmほどで1年間の生長を終えて落葉し、厳しい冬を乗り越える準備をしていました。

 当実験所の資料によると、結実したブナは、1960年ごろに3年から5年生の幼木の状態で植えられたものであり、樹齢は50年程度と推定されます。一般にブナは、樹齢50年前後になって初めて結実すると言われており、実をつけるまでにとても長い時間を必要とすることが知られています。こうしてブナが自然に芽生えたことは、ブナ林復元という目的に近づく大きな一歩であることから、本センターでは小さな芽の生長を今後も見守っていくことにしています。

 より詳しくはブナ関連ニュースをご覧ください。

芽生え
大木になるのを夢見て…
2006-5-29

殻斗
結実の様子
2005-12-9



<樹木園解説>

  広場 オニヒョウタンボク
ブナの林 カタクリ
亜高山帯の植物 クロビイタヤ
針葉樹の林 クロミサンザシ
シラベとカラマツの林 シラタマノキ
カラマツの林 ハナヒョウタンボク
いろいろな動物 ミズバショウ
いろいろなキノコ ヤマハマナス(カラフトイバラ)
−2006年に発芽したブナ− レンゲツツジ


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